それでは今回の指令を伝える。
キミの使命は、ドアを開けることにある。ついでに窓も動かし、そのまたついでに後ろの音もなんとかしてくれ。使命を遂行することにより、キミもしくはキミの工具に支障が出ようと当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、この指令は自動的に消滅はしない。(手動で頼む)
こんな指令は受けてはいないが、後輩Kの114の修理することになった。先日、運転席が外から開かなくなったとTELでSOSがきた。ディーラーに出すほどでもないだろうと、お気軽に「持ってきてミソ」と返事しておいた。
彼は早速今日やってきた。よほど不便らしく、嫁さんにも文句を言われてる様子だ。どれどれ。あちゃー、ドアノブがヒンジを乗り越えてしまっている。それでノブに手ごたえがないわけだ。どうしたらこんな風になるのか理解は出来ないが、元通りにする。
するとドンドン不具合箇所を言ってくる。
[1]パワーウィンドウが動かなくなるだの、
[2]リアスピーカーがビリビリいうだの、
[3]ジャッキアップしてメインマフラーを確認するだの・・・。
[1]は、パワーウィンドウモーターを外し、バラして修理。(大丈夫だろう)
[2]は、どうしようもない。スピーカー交換。
さて、[3]だ。ジャッキアップするとメインマフラーの惨状があらわになった。
ボロボロである。10cm×10cmクラスの穴が3箇所も。わぁお~。やかましいはずだ。しかも車体側に開いているので、外で聞くより、中のほうがウルサイ。これじゃ、車検も通らない。
前の会社の後輩にショップをしているヤツがいるので聞いてみた。
「ワンオフマフラー、作ってくんない?」
ごにょごにょ、モゴモゴといい返事が返ってこない。
「持っていくから見てくれや。」
後輩Kと一緒に会社訪問。そこには、前に見たことのあるド改造「ビート」があった。まず後輩K、これに目を奪われる。外装も内装もエンジンも手を入れてないところはないという車だ。一見ノーマル風の上品な改造車で、彼曰く、「シビックのRは置いていける」性能らしい。ひとしきり感心したあと、114の見積りをしてもらう。
唸りつつ眺め回した後、ン万円ですと切り出した彼。それでも後輩Kは乗り気の様子だ。「ノーマルじゃつまんないでしょ。」確かに純正マフラーを購入してもそれくらいはかかりそうな気もするが・・・。でも、コレ(失礼)にピカピカのステンレスマフラー?想像つかない。しかし、あっさり商談は成立し、部品を調達して後日改造することとなった。
さて、後輩Kの嫁さんになんと言われるんだろうか? ![]()
(わしゃ知らんぞ)
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