「クラッチに関する考察」を実行してみました。要するにクラッチレバーの支点にベアリングを埋め込み、作動をなめらかにするだけのことなんですが、意外と難しかったです。
まず、クラッチレバーを外します。レバー穴には真鍮のカラーが入っていますが、レバー側もカラー側もかじった跡がありますねぇ。やはり摩耗により動きが渋いようです。たぶん、両方を新品にしてもかなりの効果が見込めると思いますが、男の子はやはり「改造」です。(ワクワク)
純正は外径10mm、内径6mm、長さ20mmの真鍮のカラーが入っていますが、レバー穴を2mm大きくし、ニードルローラーベアリング(INA HK0808B × 2個)を圧入、外径8mm、内径6mm、長さ20mmのカラーを入れてみました。
すべてはここが原点です。ベアリングはニードルローラーでなくてボールでもいいかと思ったのですが(同じ外径・内径のボールベアリングは存在するので)、厚さが薄いため間にカラーを余分に作らないといけないので(めんどくさいので)やめました。INAというのは、ドイツのベアリングメーカーでかなり入手が困難でした。ネットで取り扱いのある企業にメールしてみたのですが、個人には売買してくれなかったり、最小ロットでしか販売してくれなかったりであきらめざるをえませんでした。が、そんなことではめげません。自会社ルートでなんとか入手したのですが、ネットの価格より大幅アップ!倍以上になっていました。中間卸業者が多数介入していることが伺えますなぁ。
当初あまり難しく考えていなかったので、ベアリングが到着する前に12mmのドリルで穴明けしてしまいました。これが大間違いでベアリングはスポッと反対側に抜けてしまいます。orz 元々おんぼろボール盤では荷が重すぎるとは思ってましたが、やはりです。新たにクラッチレバーを購入し、慎重に11.5mmのドリルで穴明けした結果がこの記事だったのですが、いささか自分のバカさ加減にあきれてしまいましたわ。
相手の材質が柔らかすぎてドリルの刃が食う前に暴れてしまうのでした。しかも、真っすぐ貫けない。そこで考えたのが「アジャスタブル リーマー」作戦。これでちまちま穴を大きくしていくしかない。10mm→12mmの過程で3本のリーマーが必要ですが、我が社には既に2本あったので、1本だけ購入しました。
また新たに購入したレバーをリーマーで広げていきます。慎重に慎重に・・・。しかし、この後驚くべき展開が待っていました。なんとレバー穴にカラーが挿入されていたのです。リーマーに食いつきカラーが外れました。外れた穴径は12mm。おおー神よ。ベアリングは途中までしか入らないくらいの穴で助かりました。
これは、2本目のレバーを購入にYSPへ行くのが恥ずかしく、用品店で社外レバーを入手した結果でした。レバーは KIJIMA 202-032L。 しかし、カラーは高さ10mmのものが2つ入っており、1つは簡単に抜けましたが、もう1つはまるで抜けません。仕方がないので、リーマーで慎重に削ってようやく抜けました。あとはペーパーで慎重に面を整えて、ここぞというところでベアリングをたたき込みました。当然、ベアリングの中に入るスペーサー(外径8mm×内径6mm×高さ20mm)もどこのご家庭にもある旋盤で加工し、終了です。
2番目に穴明けしたレバーはリサイクル以外に利用出来ませんが、最初に失敗したレバーはカラーを作って、ベアリング入りレバーのカラーを使うとスペアになるように改造しました。
乗ってはいませんが、ニギニギした感触は若干重くなった?と感じました。カツカツ引っかかっていたので握るときには軽く感じられたのかもしれません。しかし、リリース時は雲泥の差。シュタっとレバーが戻ります。これは渋滞時に威力を発揮しそうです。(って、これが普通だろ?)
【追 記】
あとから考えると加工が結構難しいので、オイルレスベアリングを使って、元のカラーで普通に組むのがいいのかもしんまい。
>オイレスベアリング 70B オイレスドライメットSTブッシュ 70B-1020
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