好きな子のこと

だいたい毎朝、あの子に会えるんだ。それが散歩の一つの楽しみになってる。会う場所もたいてい一緒で、お互い目と目で話すんだ。彼女はボクより大きいけどかわいい。いつも、じっと立ち止まって、通り過ぎるまで動かないことが多い。

ボクと彼女は同い年だ。生まれた月も確か近かったと思う。小さい頃はよく遊んだんだけど、最近はゆっくり会ってない。もっと合う時間が長ければ、打ち解けられるのに散歩の途中でちらっと会うくらいは照れくさい。彼女の方がボクを見つけるのが早い。結構、遠くから見つけられてる。ボクは近づかないとわからないことが多い。たぶん、ボクのことを僕が思ってる以上に好きなんじゃないかな?(自意識過剰だな) 

でも、そんな両思いの僕らにも障害がある。彼女のお父さんだ。実は散歩はお父さんとしていて、僕が近づくと彼女を隠すようにして会わせてくれないんだ。お母さんと一緒の時には会わせてくれるんだけどなぁ。もうお父さんは目の中に入れても痛くないくらいに彼女が好きなんだそうだ。ちょっとさみしい。この間なんか、ずっと先にいたのに僕に気がつくとUターンして帰っちゃうんだ。ちょっと、ひどくない? でも恋は障害があるほど燃えちゃうんだよね。たまに会うと僕たち、ジャレちゃうんだよね。顔パンチなんかしてさ。ああー、ぺぺちゃん好きだよぅ。

by ちょっぱー

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする